マリコスト・ルーム倉田まり子

若草学園物語



(テレビガイドより)

まり子さん演じる教師の出演シーンが、少ないのが残念でした。

しかしながら、まり子さんは今やお芝居でなく、本当に教壇に立っておられますよね(^_^)


このドラマは、当初は日本テレビで人気を博した学園ドラマ「熱中時代」の続編的企画のようだったようで

実際は別作品となったのですが、船越英二氏演じる天城順三郎校長と、草笛光子氏演じるその妻綾子が

「熱中時代」と同じ俳優と役名なのは、その名残のようです。


エピソード紹介

第12回 「まりこちゃんの大きな世界」

1983年6月24日放送より


     第12回台本      灰谷健次郎著「だれもしらない」


演出 田中知己 

脚本 布施博一

監修 遠藤豊吉(教育評論家)

        北原キヨ(武蔵野東学園園長)

音楽 羽田健太郎


提供 大正製薬、日産自動車、日清製粉、明治乳業、ライオン

製作 日本テレビ

製作協力 生田スタジオ


キャスト

倉田天(たかし) 古尾谷雅人

里見ユリ子 かとうかずこ

天城順三郎 若草学園小学部校長 船越英二

天城綾子 草笛光子


○教師

横川正彦 教頭 原田大二郎

亀井俊三 蟹江敬三

入江れい 榊原るみ

猪熊進 村田雄浩

川越武丸 ベンガル

伊勢美穂 倉田まり子

千本美津江 山田邦子


○大仏飯店(倉田天の下宿先の中華料理店)の人々

陳栄傑 ポール牧

陳麗花 木内みどり

長女・栄子 牧口昌代

次女・花江 陳天璽


坂井医師(坂井歯科院長) 沼田爆

酒巻峰子(坂井歯科助手) 黒木真由美

山本鉄男(倉田天の後輩 トラック運転手) 堀広道


竹内はる 堀越節子


ストーリーの概要

鎌倉の江ノ電沿線にある若草学園は、一般生徒と自閉症児など障害を持った

生徒の混合クラスおよび、2人の教師が2学年の同じクラスを担当するなど、

斬新な教育方法を実践していた。かつて勤めた小学校で正義感ゆえのトラブルを起し、

教師という職業に絶望して長距離トラック運転手をしていた倉田天は、

大学の先輩の亀井の紹介により若草学園に赴任する。

当初は反発したり戸惑いを持っていた彼だが、学園内で起こる様々な問題に同僚教師とともに

全力でぶつかりつつ、次第に教師という職業に再び生き甲斐を見出してゆく。


この第12回では、灰谷健次郎氏の「だれもしらない」で描かれた脳性マヒの少女「まりこ」を

劇中の授業で取り上げて、人間各人が持つ個性と感性の多様性を尊重し、

皆で障害者について考えるという内容になっています。


「だれもしらない」の主人公まりこは小学校6年だが、子どものころに患った病気により

体が不自由で、家から養護学校へ向かうバス停までの200メートルを母親と歩くのに何度も休み

40分もかかってしまうが、バス停に行くまでさまざまな人と会い挨拶をし、ほかの人が

見過ごしてしまうような道端の植物や昆虫に動物などにも注意をはらいます。


「まつばぼたんは、雨天の時か、ひどい曇天のときは花びらが開かない。晴天のときほど、

いきいきと反応するのである。まりこは、ここでも朝のあいさつをする(だれもしらないより)」

まりこは、まつばぼたんのおしべを触ると、他のおしべも触られたおしべと同じ方向に

向く習性を知っているようである。


伊勢美穂(倉田まり子)のセリフ「まりこちゃんはね、身体が不自由で、

たった200メートルを歩くのに何回も休むのね。でも、そのおかげで、みんなが知らないこと、

気づかないことを知ることも出来るの。まりこちゃんは、普通の人から見れば、不自由で、

知っている人世界もせまい様に見えるけど、決してそんなことはないのね」


そして、校長の天城が35年前新人教師だったころに脳性マヒの生徒を受け持った思い出を

倉田たちに語った翌日、その生徒の母親・竹内はるが若草学園を訪ねてきます。

その生徒は若くして亡くなったのですが、天城に向けたお礼の手紙を残していました。


主演者の役名が倉田なので、劇中で「倉田先生」というセリフを聞くと、

ちょっとややこしい感じがしたりしました。

脚本の布施博一氏は「気になる天使たち」でもメインライターだったので、

この「若草学園物語」でもシチュエーションの一部で、

「気になる天使たち」と類似した展開が見受けられます。


「だれもしらない」は、絵本形式の本です。



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