マリコスト・ルーム倉田まり子




ラジオ




ラジオ番組の記録は僅かなのですが若干ありましたので、文章で出来うる限りの再現を試みました。一部個人名や聞き取りが不明瞭
な部分は、管理人により手を加えています。DJの担当や司会者等などの名前が分からない場合は単に「DJ」や「司会」と表記していま
す。音声をお届けすることは出来ませんが、まり子さんならこんな話し方をしていたのでは、と想像されてみたらどうでしょうか。













































@ドール&ミュージック(FM東京・1980年放送)




DJ:続いてのお客様は倉田まり子さんです。


まり子:こんにちは。


DJ:何かアキレス腱また切ってたんですって?


まり子:切っていたというか痛めていて、ちょうど一週間休んで今日からまた仕事始めたんです。


DJ:もう大丈夫なの?すごく痛む?


まり子:もう、また歩けなくなっちゃって、本当に皆さんに迷惑をかけちゃいました。


DJ:怪我をしたというか・・・


まり子:怪我じゃないんです。朝起きていきなり歩けなくなっちゃうんです。で「怖い」と思ってたら外人の女の人に多いん
ですって。「えっ?私外人じゃないのに」とか思ったりして、でも気をつけなくちゃと思ったりしました。


DJ:今度の「JUNE浪漫」という曲のジャケットも艶めかしいというか・・・


まり子:ちょっとね、短いんですよね、ホットパンツだけど・・・


DJ:ある雑誌を読んでいたらまり子ちゃんのインタビューが出ていて、何かホットパンツとか抵抗があるんですって?


まり子:やっぱりね、長いのがいいです(笑)


DJ:それで水着の写真を撮ろうと言ったら、「嫌だ」とか「透けるから」とか言ってゴネたとか?


まり子:あのー、何て言うんだろう、心配性というか気を使いすぎちゃったり「あーヤダ」と思ったの、今度7月21日に新
曲出るんですけど、その時は絶対長いスカートにしてくれとか今から頼んでいるんです。


DJ:今日たくさんね、ファンの方からお葉書を頂いたんだけど、その中にもね、まり子ちゃんというのはやっぱりそのへ
んがまた魅力なのね。最近はわりとパッとすぐ水着になっちゃったり、すぐ脱いじゃったりという人もあるんだけど、まり
子ちゃんの何ていうか頑張っても取れない清純さというのかな、その辺が魅かれるところみたいよ。髪型もちょっと短く
なって・・・


まり子:ちょっと前髪切って、それが勝手に切っちゃってマネージャーさんに怒られちゃって「何で切るんだー」と言われた
んですけど。


DJ:歌手の方たちってイメージがあるから、勝手に髪型とか決められないんだ。


まり子:何か伸びちゃって、うっとうしいから切っちゃったんですけど。


DJ:私たちも勝手に切っちゃうときがあるんだけれども、写真撮られたりするとぜんぜん違うとか怒られたりする。それで
はたくさんリクエストをいただいていますので、聞いてみたいと思います。倉田まり子さんで「JUNE浪漫」


♪JUNE浪漫♪


DJ:JUNE浪漫でした。一週間の休みというのはずっと良い子にして、静かにしていたの?


まり子:足をなるべく動かさないように、夜寝るときも高くしてね・・・


DJ:滅多にもらえないお休みをね、そうすると夏はその分お休みを取れないんでしょう?


まり子:多分ね、6月19、20日に休みがあったんですがその分が無しになっちゃって、でもしょうがないですね。


DJ:でもやりたい事はいっぱいあるんでしょう?


まり子:あるんです。泳ぎにも行きたいとかね、遊びたいし・・・


DJ:新曲が7月21日(DAY BY DAY)、LP(ストーミー・ウェザー)が・・・


まり子:6月21日です。


DJ:もう録音のほうは・・・


まり子:もう全て終わりました。


DJ:今度の曲は夏っぽい曲なんでしょうか?


まり子:そうですね、JUNE浪漫よりも、「HOW!ワンダフル」に戻ったような感じ、自分もすごく気に入っているんです。
「私らしい」かなって、そのほうが・・・


DJ:期待しています。アキレス腱大事にして下さいね。今日はどうもありがとうございました。


まり子:ありがとうございました。




Aニューヒット歌謡情報(NHKFM・1981年8月放送)




♪恋はAmiAmi♪


DJ:お客様です。


まり子:こんにちは、倉田まり子です。


DJ:今ね、まり子ちゃんの曲がかかっていたんだけれど、お葉書が来ていまして、「8月の17日のコンサートに行って来
ました。テープも飛び交うし、声援も凄いし、最高でした。僕は1階の前から7列目くらいの所だったので、結構良く見え
たし、それに最後の「HOW!ワンダフル」の時には、みんなも一緒に唄ったりして、すっかり興奮して帰って来ました」


まり子:あー良かった!とにかくね、日本青年館でコンサートやったんですけれど、東京では2回目だったんですよね。
何て言うのかな、ファーストコンサートの時は感激して涙がボロボロ出てきたんですけれど、今度は去年の感激とはま
た違った、やっぱり感激したんですけれど、「見に来てくれてありがとう!」って感じですね。


DJ:何か、ライヴ盤が出るんですって?


まり子:はい、秋に出る予定なんですけれど、そういう意味でもライブを録るのも初めてだったし、興奮していたから、そ
の夜は眠れませんでした。目をつぶると、みんなの応援の姿とか、掛け声とか、自分が多分ああやって唄ってたんだろ
うという姿が目に浮かんできて、中々寝付かれなかったんですよ。


DJ:紙テープが何回も当たったんですって?


まり子:ええ、3回もろに顔にバチーンと当たりました、痛かったです。みんな当てるつもりは無いんでしょうから、恨んだ
りすることは出来ないけれど、「でも、もうちょっとね」って感じはします(笑)。「こらっ、誰だ!」って言いたかったけど・・・


DJ:まり子ちゃんはレッツゴーヤングのサンデーズの卒業生で、最後の出演の時は涙ポロポロ流して寂しそうだったけ
ど・・・今、卒業してみてどうですか?


まり子:レッツゴーヤングはデビュー前から出演していたんですれけど、デビューしてからまだ2年半、レッツゴーヤング
からだと3年半になるんですけれど、私自身「レッツゴーヤングの中の倉田まり子」という気がしていたから、ちょっぴり
甘えもあったような気がするんですよね。でもこれからは、レッツゴーヤングのサンデーズを離れて、これからが本当の
倉田まり子になる時期じゃないかなという気がするから、だからそれだけ責任が一人にかかって来るという感じがしま
すね。


DJ:何かイタリアに行きそびれちゃったんですって?みんなから「イタリア」のお話聞かせてくださいって葉書来てるのよ。


まり子:(笑)あーそうか、23日に出発して、今日帰ってくる予定だったんですけれど、急遽変更になっちゃって、私自身
もコンサート終わってからも、まだイタリア行くって話しだったから、色々準備してね、本当に「えーっ?」ていう感じで、そ
れが無しになって、札幌と函館旅行になっちゃったんです。ちょっと全然違いましたけれどね(笑)。とにかくわざとスタッ
フの人に意地悪して、夜、函館の時は、函館って世界三大夜景でしたっけ?とにかく名所のひとつでしょ、そこに行った
時に「あーあ、これがナポリの夜景だったらな!」とか言ったらスタッフの人が慌てちゃって、頭抱えて「あっ、次はどこ
行く?」「何食べたい?」「まりちゃん、まりちゃん」って言ってくれて、本当に甘えんぼな旅が出来ましたけれど、ちょっぴ
り残念でしたね。だから、「本当だったらイタリアなのに!」って言い続けました。


DJ:TBSのドラマに出るんですって?


まり子:9月から撮りに入るんですけれど、毎週木曜日の夜8時、11月から始まる「ちょっといい姉妹(きょうだい)」とい
う新番組に出る事になりました。


DJ:お芝居の経験は?


まり子:今年になってフジテレビ・・・またNHKとは違ってすみません、本当はNHKに出たいんですけれどね(笑)、フジテ
レビの方で4ヶ月くらいドラマやってました。それが初めてでしたけれど。


DJ:お芝居やってみてどうなのかしら?


まり子:とにかくそれまでは歌しか考えられなかったんですけれど、歌の場合は一人で演じるという感じですが、ドラマは
みんなで作るというか、お父さんがいて、お母さんがいて、妹(弟)がいたり、楽しかったです。


DJ:ドラマの方にも意欲が出てきた?


まり子:そうですね、将来、「歌手・倉田まり子」だけじゃなく「役者・倉田まり子」としても残りたいなという欲が出てきまし
た。


DJ:新曲が出ています。まり子ちゃんから紹介して下さい。


まり子:「哀しみのポエジー」聞いて下さい。


♪哀しみのポエジー♪


DJ:倉田まり子さんの歌で「哀しみのポエジー」お聞きいただきました。今日これからは?


まり子:今日は終わりで帰ります。


DJ:明日は?


まり子:はい、気を遣ってくださったのか、明日まで休みになりました(笑)。


DJ:日曜日に休みなんて・・・


まり子:滅多にないから、明日は映画でも見に行こうかなと思います。


DJ:どこかの映画館に行くとまり子ちゃんに会えますね。


まり子:そうですね、その時は是非声をかけて下さい。


DJ:9月2日は北海道・・・


まり子:はい、北海道大好きだから、何回行っても嬉しいですけれど・・・


DJ:明日の日曜日は楽しんでください。今日はどうもありがとうございました。


まり子:ありがとうございました。





BUCCコーヒー・ブレイク(FM東京・1982年3月放送)




DJ:UCCコーヒーブレイク「スターとともに」今日のお客様はこの方です。


まり子:こんにちは、倉田まり子です。


DJ:しばらくねー。本当に・・・


まり子:本当にご無沙汰してまして、ここに来るのも懐かしかった・・・


DJ:きれいになった。


まり子:そうですか?そう言っていただけるとうれしいけど・・・


DJ:倉田まり子さんをお呼びして・・・しかし、デビューして4年目に入るわけ?


まり子:ええ、あっという間に3年経って、あっという間にレコードも11枚目が出まして、自分でね、この前レコード全部聞
き直したんですよ。そうしたら、自分でも「こんなに出たのかな」って言うくらい、それほど経ったという気がしないんです
よね全然、何か不思議だなって言うか・・・


DJ:だけど、自分のレコードをそうやってね、デビューの時からから聞き返してみると、例えば声も違うでしょ、何となく表
現方法とか・・・今もしデビュー曲を自分でお唄いになるとしても、あの時の表現と今の表現とで違うと思うのね。


まり子:そう思いますね。特にデビュー曲の「グラジュエイション」という歌だったんですけれども、私自身もちょうど学校を
卒業の時でね、本当に心をこめて初めてのレコーディングだったし、一生懸命唄ったんですよね。聞いたら本当に一生
懸命唄ってるというのがね、自分でも分かるんですよね。あの頃、都倉俊一先生が作曲の先生だったんです。色々注
意して下さった事なんか思い浮かんできて、「本当に懐かしいなー」とか思って・・・


DJ:だけど、考えてみると歌手って、良いレコードという作品が、その何年の何月という自分がそこにプレスされている、
刻まれているわけで、ある意味では私たちにとってのアルバムの写真1枚に当たるのかもしれないんだけれども、自分
の声がそうやって入っているという事はすごいなと思う。


まり子:そうですね。今度ねLPが、4月5日にベストアルバムが出るんですけど、本当に私の宝ですね、全てのレコード全
部が・・・だから、いずれ結婚して、例えばおばあさんになって孫が出来た時に「おばあちゃんはね、昔こんなことをやっ
ていたんだよ」って話して聞かせたり、その頃がすごく楽しみだなって思ったり(笑)。


DJ:おかしい(笑)


まり子:縁側かなんかでね。


DJ:猫と一緒に?


まり子:そうそう(笑)


DJ:今の倉田まり子さんって、そうか、そんなこと考えて暮らしていたりするわけね。


まり子:そうなんです。


DJ:じゃ、ちょうどそういう話しも出たところで、デビュー曲聞いてみましょうか?懐かしく・・・「グラジュエイション」


♪グラジュエイション♪


DJ:懐かしく、54年の1月21日発売?


まり子:そうです、18歳の時です。


DJ:そう言えばこの曲、暮の「リスナーズグランプリ」の時に声が出なくなっちゃって唄えなくなった事もあったね。


まり子:会場でもう声がかすれちゃって、会場の方が「がんばって!」って手を叩いて・・・


DJ:そうそう、私司会していたんだ、その時・・・


まり子:もう感激で泣けてきちゃって・・・


DJ:私も実を言うと、先週声が出なくなって1週間お休みしちゃって、お気持ち分かるわ。


まり子:あーそうですか。


DJ:自分が情けなくなっちゃうでしょ?


まり子:そうなんです。それでね、皆さんが応援して下さるでしょ、何か本当に申し訳ないという感じで、自分に対してすご
く悔しくて・・・


DJ:でも、あの時一緒にデビューした人たち、例えば桑江知子さんはもう歌手やめちゃったの?


まり子:歌は最近はもう・・・


DJ:そう、竹内まりやちゃんは・・・


まり子:結婚しちゃうんですねー、いいですね。


DJ:だけど、同期っていう人たちがやっぱり、中々この仕事一緒にやっていても会えないし、相談できないっていうところ
もあるし、同じ仕事を持っているとそれなりにまた世界も変わってくるでしょ、音楽の世界はね・・・


まり子:そうですね、それぞれね・・・私はポップスで、まりやさんはニューミュージック系で、知子ちゃんも独特の雰囲気
で唄っているし、あの時ね、54年組のみんなでね、これからそれぞれの仕事をしてゆくわけなんだけど、もしも何かあっ
た場合はみんなで集まりあって励ましあって行こうって約束してたんですよね。でもお互いにそういう気持ちを持ってい
るんだけど、中々会えないしね、たまに電話で話したりはするんですけど、さみしいなーという気がしますね。


DJ:今もちょうど曲がかかっている間にそんな話をしたんだけれども、やっぱりライバルっていう意味もあるしお互い
に・・・この仕事って「おつかれさま」って言っちゃうと、それで終わっちゃうというところがあったりしてね・・・


まり子:そうですね、だから一番孤独っていうか、ファンの人もついてて下さっているし、孤独じゃないけれども、なんかこ
う相談したい時ってあるわけでしょ・・・そういう時って学校時代みたいに何でも話せるって感じじゃないし・・・難しいなと
思いますね。


DJ:ひとりで抱えて行かなくちゃいけないものってあるからね、歌い手さんは・・・だって自分の世界で、もちろんスタッフ
の方々も相談に乗って下さるかもしれないけれども、例えばプライベートな悩みを抱えていた時は辛いわね。


まり子:そうなんですよね。私も思っているんですけど、きっとみなさんもそう思っていると思います。私は、学校時代の友
達を本当に大切にしているというか、いざという時は飛んできてくれて心配してくれたり、お休みの日、私なんかは土日
は滅多にお休みにならないから、お友達とはほとんど時間が合わないんですけれども、向こうがわざわざ休みを合わ
せてくれたりして・・・そういう時間がすごく楽しいですね。


DJ:友達っていうのは財産だし、財産だからこそお互いに刺激しあって、互いに自分を磨いて行かないといけないし、そ
うやって大事にして行かないといけないし、大切な事よね・・・


まり子:だから、本当に「友情」って言葉好きですね。


DJ:それが、男性でも女性でもね、お互いにいい男にいい女になってゆくことはすごく難しいと思うし・・・


まり子:そうですよね。


DJ:それで、11枚目になるわけ?


まり子:そうです。


DJ:11枚目の曲が出来たわけなんですけれども、「まり子ちゃん」なんて呼んだら失礼なくらい、デビューした当時はふ
っくらほっぺの本当に「少女」って感じだったけど、女性というキラキラしたものが出てきて・・・


まり子:そうですか?髪型もね少し短くしちゃったりとか・・・


DJ:そう、美しくあろうという気持ちが一番大事だと思うし・・・じゃ、新曲を聞いてみることにしましょう。倉田まり子さんで
す、「カナリヤ」。


♪カナリヤ♪


DJ:「カナリヤ」、倉田まり子さんでした。久々の新曲で・・・


まり子:そうです、8ヶ月ぶりでね、心から好きな歌なんですね。自分で言うのはおかしいかもしれないけれども、聞けば
聞くほど好きになってくるし、唄えば唄うほど好きになってくるんですよね。だから、今までドラマやっていたんですけれ
ど、ドラマも昨日で終わったんです。これから歌の時間も持てるから、もっともっと沢山歌の時間が欲しいなという感じで
今は・・・


DJ:そういう歌にめぐり逢えるっていうのは幸せな事よね。


まり子:そうですね、心から唄えるから・・・


DJ:だけど、やっぱりね、前と比べると「ああ、すこしづつ大人になってるな」っていう感じがするのね、聞いててね。


まり子:そうですか?


DJ:今、21歳という年齢になって「カワイ子ちゃん」から、今度は女性シンガーとして転換期に差し掛かっていると思う
し、ここが一番難しいところだと私は思うんだけれども・・・


まり子:うーんそうですね。ですからね、今まで3年経ってきたんですが、これからはね私の外見が好きだとかいうのでは
無くって、「僕は、私はまり子ちゃんの歌が好きだから」ってそういうファンの人が沢山増えてくれればいいなって思うん
ですよね。だから頂いた曲を心から自分が愛して、心から皆さんに伝えて行ければ、今この「カナリヤ」なんですけれど
も、心から伝えますというような歌い手になれるよう・・・


DJ:人間的にもキャパシティの問題でね、どんどん自分を広げて行かなくちゃいけないし、自分の歌の世界で、ファンの
人たちを引っ張ってゆくシンガーにこれからなっていって欲しいと思います。


まり子:ええ、私もそうなりたいと思います。


DJ:がんばってね、今日はどうもありがとうございました。


まり子:ありがとうございました。


DJ:倉田まり子さんでした。





Cニューヒット歌謡情報(NHKFM・1982年4月放送)




DJ:お客さまです。


まり子:はい、あっそうだ、倉田まり子です(笑)。こんばんは・・・


DJ:あははは


まり子:いやーびっくりしちゃって、そうですね、ここで出てくださいって言われたんです。


DJ:今日ね、まり子ちゃん、また白いサンダルを履いているんだけど・・・


まり子:何となくね、足の爪をはがしちゃいまして、ファンの皆様には足で心配させることが何となく多いんですね。本当
にごめんなさいね。


DJ:今、まり子ちゃんは民放の方のドラマに出ているんですけど、これは二人の男性に愛される、「桃ちゃん(細川桃)」
という役でしょ?気持ちはどうなのかしら、お二人に愛されてしまうというのは・・・


まり子:そうですね、おひとりが川崎麻世君で、おひとりが河合宏君て言うんですけど、二人とも凄く素敵だから、「現実
だったらいいのになぁ」なんて思ったりして(笑)。でも、結局私の場合は、ドラマの撮りはもう終わったんですが、両方に
好かれちゃって、ひとりを選んだらもうひとりはハッピーエンドで無く話しが終わることになっちゃうでしょ。だから、要す
るに私はどっちつかずのまま話が終わっちゃったんです。だから最初ふたりに好かれるって嬉しかったけど、やっぱり
ひとりに好かれた方がもしかしたら結婚できたんじゃないかしらっていう感じで・・・


DJ:花嫁衣裳も着れたかも?


まり子:ええ、最初そういうふうになるのかなって感じだったんですね。でもやっぱり最終的に一人残しちゃうのも可哀想
だってことで、要するに一番私が可哀想だったんじゃないかな(笑)。


DJ:両方あきらめちゃって・・・


まり子:ええ、本当に。


DJ:あのね、札幌市に住んでいるI・Yさんって18歳の男の子なんですけれども、「まり子さんの描く結婚についての夢、
で年下は恋愛の対象になりますか?」という質問が来てるんだけど。


まり子:18歳ですか?私、今21歳なんですけど、18歳まで、下は。


DJ:じゃあぎりぎり合いますね、I・Y君は・・・


まり子:上はそうですね、あんまりお年の方も嫌ですけど(笑)。


DJ:いつ頃に結婚したいの?いくつくらいで・・・


まり子:えーとね、デビューした頃はね30歳くらいと思ってたんですけど、段々変わってきましたね、なんて言うのか、特
別急ぐって訳でも無いけれども、やっぱり自然に出来たら、自然にそういう風な感じになったら結婚したいなと思うし、出
来なきゃ出来ないで仕事をやってゆくというか・・・


DJ:何かあれなんですって、NHK大津のFMリクエストアワーに行った時、「○○様が憧れの人」と畏れ多いことを言って
おられましたが・・・


まり子:きゃー、やだー(笑)


DJ:本当に?


まり子:そうです、あのねつい最近、何ていうか私の好きなタイプの人っていうのが、外見で言うと目が細い人なんです
よ。漠然としてね、よく「タレントさんでいうと?」って言われるんですが、ピンと来なかったんです。ある日飛行機の中で
週刊誌を見ていましたら、今「お妃候補」についての話しが出ていらっしゃいますよね。あれ見て「わー、素敵だな」と思
って・・・


DJ:それで名前を出しちゃった訳?


まり子:そうなんです。でも、簡単に名前を出せる方でもないし、畏れ多いかなという感じだったんですけど・・・ちょうど質
問を受けたんです、「好きなタイプの男性は?」って、だから正直に言ったら笑われちゃった(笑)。


DJ:目の大きな方は駄目なわけ?


まり子:そうですね、細ければ細いほど好きなんです。


DJ:あらー!どうなってるんでしょう・・・これは滋賀県のF・Lさんからの質問だったんです。


まり子:そうですか。


DJ:料理に凝っている?


まり子:はい、とても。


DJ:レパートリーは?


まり子:レパートリーは一番得意なのは、やっぱりお菓子で、マドレーヌやこの前はシュークリームだったり・・・でも、中々
暇な時間がないから、本当に一ヶ月に2回作れればいい方ですね。


DJ:ああそう・・・で、今は「カナリヤ」のキャンペーンに回って・・・


まり子:そうです。8ヶ月ぶりに新曲出ましたので、去年ドラマのイメージが強かったらしいんです。だからファンの方も「ど
うしたの?」って言って下さったから、がんばりたいと思います。


DJ:じゃ、その曲を紹介して下さい。


まり子:私の大好きな・・・失恋の歌ですけど、この気持ち分かっていただきたいと思います、「カナリヤ」


♪カナリヤ♪


DJ:倉田まり子さんの歌で「カナリヤ」お聞きいただきました。えーっと、あさってベストアルバムが発売ですって?


まり子:はい、初めてなんですね。3年と3ヶ月、短い歴史なんですけど、一応「MARIKO HISTORY」というタイトルで今ま
での11曲と、それから私が好きな、LPの中から選ばれた3曲の合計14曲が入っているんです。


DJ:で、6月になるとオリジナルアルバムが・・・


まり子:6枚目(通算)が出るんですね、全部「愛」をテーマにした歌で、ごきげんなのが出来ましたので、もうレコーディン
グおととい終わっちゃったんです。


DJ:じゃあ全部、中身はもう分かっている訳ですね。


まり子:はい、分かっています。


DJ:ああそうか、それで昨日大分に行ってて、わざわざこの番組のために戻ってきて、明日また大分・・・


まり子:明日また大分なんですよね(笑)。


DJ:たいへん、どうもありがとうございます。


まり子:いえいえ、こちらこそありがとうございます。


DJ:でも、広島の方からもずいぶん来て下さったんですってね。


まり子:あのね、全国的に行く所と行かない場所が偏っちゃうんです、決まっちゃうというか、広島はね、ほとんど行かな
い場所なんですよね。それで昨日は大分だったんですけど、わざわざ広島の方が沢山みえて下さって、「是非僕の名前
言ってね」って言ったから一応言いますね。「O君、昨日はどうもありがとう」、あとまだいらしたんですが「言ってね」て言
ったのはその子だけだったんで・・・約束守りましたからね(笑)。


DJ:あのー、これも広島の男の子ですけどY・H君という、「歌手のマネージャーになるには大学は何学部に入ったら良い
のですか?」というのが来ているんですが・・・


まり子:あー、そうですか。


DJ:まり子さんのマネージャーさんというのは?


まり子:私のマネージャーさんは経済学部だったんですけど、全然違うんですよね。それでこの仕事に入る前に違う仕事
をしてらして、たまたまね、「とらばーゆ」じゃなくて「就職情報」を見てたら載ってて、「よし、やろう!」ってなっちゃったん
ですって(笑)。


DJ:もう今、まり子ちゃんと常にどこへ行くにも行動は一緒?


まり子:そうですね、ですから特別マネージャーになるために難しい事も無いんで、たまたま運良くそのページをめくった
らあったって感じじゃないですか。


DJ:でもファンの皆さんから見ればね、すごく羨ましいと思うのね。いつも一緒にいられるっていう・・・


まり子:あの、特に男性の方からはよくそう言われます。男のマネージャーさんですしね・・・あのー、「憎らしい」とか
(笑)。


DJ:憎まれ役?


まり子:そうですね(笑)。


DJ:明日もまた一緒に大分まで。


まり子:行ってきます。


DJ:気をつけて行ってきてください


まり子:はいどうもありがとうございました。


※今回は緒事情により一部伏字ということにしましたが、理由はお分かりになりますよね(^_^;)





Dひるの歌謡曲・公開放送集

現在も放送が続いているNHK-FMの「ひるの歌謡曲」、通常は歌手やテーマに合わせてレコードから選曲したものを放送しています
が、時々公開放送もありました。1980年の放送では「HOW!ワンダフル」をトップに唄うことで、この曲がまり子さんのトレードマーク
のようになっていました。斉藤光太郎アナウンサーの名調子の司会が思いだされます。

1980年放送(NHKホール)


斉藤アナ:では始めは、倉田まり子さんに唄っていただきましょう。去年のちょうど今頃のヒット曲、「HOW!ワンダフル」、
それに新しい曲でございますね、「DAY BY DAY」。


♪HOW!ワンダフル♪


まり子:どうもありがとうございました。えー、私の新曲です、「DAY BY DAY」聞いて下さい。


♪DAY BY DAY♪


まり子:どうもありがとうございました。


斉藤アナ:どうもご苦労様でした。今日のNHKホールは1階から3階まで満員ですね。本当によく入っていていただきまし
て、ありがとうございました。


まり子:ありがとうございます。


斉藤アナ:ところで、暑くなりますと女性の方の服装というのも薄着になりましてね、体の線が気になるという方が多いと
思うのですけれども、あなたも何かひじょうにそのへんを気にしているんですって?


まり子:そうですね、やっぱり一応女の子なので、あのー色々とその痩せるお茶とかね、あるんですけどそれをちょっと
づつ飲んだり、あと寝る前にお腹の力をつける為とウェストを細くするために腹筋をやっているんです。


斉藤アナ:ほう、「痩せるお茶」というのがあるのですか?


まり子:あるんです、多分皆さんの中にも使ってらっしゃる方がいるんじゃないかなと思うんですけど・・・


会場から「使ってる!」という声がかかる。


まり子:男の人が(笑)。


斉藤アナ:いらっしゃいましたね。


まり子:いらっしゃいますね。


斉藤アナ:腹筋といいますとね、これから暑くなるとただでさえ暑いのに、腹筋やりますとかなり力が入るでしょ。


まり子:そうですね、だから効き目あるんじゃないかなという気がします。


斉藤アナ:夏は「夏痩せ」とか「夏バテ」ということはあなたありませんか?


まり子:いえ、好きなので夏は強い方です。


斉藤アナ:そうですか、それではまた良い歌を聞かせて下さい。ありがとうございました。


まり子:どうもありがとうございました


斉藤アナ:倉田まり子さんでございました。





1980年放送


斉藤アナ:では先ず、倉田まり子さんの歌から聞いていただきましょう。去年のちょうど今頃のヒット曲ですね、「HOW!ワ
ンダフル」どうぞ!


♪HOW!ワンダフル♪


まり子:ありがとうございました。


斉藤アナ:ご苦労さまでした。たいへんな応援ですね。


まり子:ええ、もう感激です。どうも本当にありがとう!


斉藤アナ:ちょうど前の方の若いみなさん、きっとあなたのファンだと思いますけど、手拍子が凄かったですよね。ところ
で秋を迎えますといわゆる読書の秋ということなのですが、あなたは非常によく本をお読みになるそうですね?


まり子:ええ本を読むのが好きで、フランソワーズ・サガンを高校を卒業したぐらいからずっと読みました。


斉藤アナ:そうですか、日記もここ3年くらい毎日つけていらっしゃると聞きましたけど・・・


まり子:ええ、「レッツゴーヤング」に入るためのオーディションがあったんです。その日の気持ちからずっとつけてるんで
すけど、毎日3行か4行程度「嬉しかった」「悲しかった」とかそういうことが書いてあるんです。


斉藤アナ:そうですか、その中には詩ですか、これも書いてあるそうですね。


まり子:ええ、詩を書くのが本当に好きなんですけど、今度11月に3枚目のLPが出るんですね。その中に1曲、私の作
詩を多分入れていただけるだろうということになったんです。


斉藤アナ:そうですか、それは楽しみなことですね。さあ、また歌にいたしましょう。今度はデビュー曲の「グラジュエイショ
ン」、そして新しい曲で「DAY BY DAY」続けてどうぞ!


♪グラジュエイション♪


♪DAY BY DAY♪


まり子:どうもありがとうございました。


斉藤アナ:倉田まり子さんでございました。





1980年放送(長崎県諫早市)


斉藤アナ:先ず、地元諫早出身で、現在レッツゴーヤングで活躍中の倉田まり子さんの歌からお届けいたしましょう。お
なじみの「HOW!ワンダフル」。


まり子:よろしくお願いします。


♪HOW!ワンダフル♪


まり子:どうもありがとうございました。


会場から「まり子!」という声がかかる。


まり子:ありがとう!


斉藤アナ:声がかかりましたね。


まり子:はい。


斉藤アナ:この文化会館は全部で1300人入るそうなんですよ。ところが今日はもう満員で、立っていらっしゃる方も後
ろの方にいらっしゃいますよね。


まり子:そうですね。


斉藤アナ:本当にありがとうございました。


まり子:ありがとうございます。


斉藤アナ:これも、まり子ちゃんがこの町の出身だということで、あなた目当てにおいでになった方もいらっしゃるのでは
ないですか?


まり子:うれしいですね。


斉藤アナ:今は東京にはお母さんと妹さんと3人と暮らしていると思いますけど、ここにはどういう方がいらっしゃるので
すか?


まり子:おばあちゃんと、あと、いとことおばさんとみんないて、さっきも訪ねて来てくれました。みかんとお味噌を持って、
「うちのお土産にしなさいって」持ってきてくれたんです。


斉藤アナ:そうですか、この会場の中にいらっしゃるかもしれませんね。ご親戚の方おいででございますか?ちょっとこち
らが暗くて分かりませんけども、どこかにおいでになってるはずですね。


まり子:さっき、見てると言ってたから・・・


斉藤アナ:しかしこの諫早という町は、川がたいへん綺麗な良いところですね。


まり子:そうですね、すごく静かで好きなんです。


斉藤アナ:そうですか。食べるものもおいしいものがいっぱいありますよね。


まり子:ええ、「おこし」が美味しいでしょ、それから私「うなぎ」がとっても好きなんです。


斉藤アナ:これもたいへん変わった器に入っておりましてね。


まり子:ええ、何て言うんでしょうね、東京ではちょっと見れませんよね。


斉藤アナ:素焼きの器で、その隅の方に穴が開いていまして、熱いお湯が入っているわけですよね。それで蒸して、柔ら
かいのを食べると・・・これは本当、一度食べるとその味は・・・


まり子:忘れられないっていう・・・


斉藤アナ:どうも食べ物談義になってしまいましたけど、また歌にいたしましょう。今度は「JUNE浪漫」、そして新しい曲で
「さよならレイニーステーション」よろしくどうぞ。


♪JUNE浪漫♪


まり子:どうもありがとうございました。


♪さよならレイニーステーション♪


まり子:どうもありがとうございました。


斉藤アナ:地元諫早出身の倉田まり子さんでございました。





1981年放送(岩手県盛岡市)


斉藤アナ:岩手県民会館ホールからの「ひるの歌謡曲」、さてお終いはレッツゴーヤングのサンデーズを卒業して1年経
ちました、倉田まり子さん「恋はAmiAmi」。


♪恋はAmiAmi♪


会場の応援に間奏中や歌詞の合間に「応援ありがとう!」と答えるまり子さん。


まり子:どうもありがとうございました。


斉藤アナ:お疲れ様でした。あなとは色々なところで会いましたけれどもね、髪型がだいぶ変わったのではないですか?


まり子:ええ、昔はというかデビューした時はおかっぱというか、そのまま長かったのですけど、短く切ってパーマかけま
した。


斉藤アナ:そうですか、背も高くなったのではないですか?


まり子:よく言われるんですけど、髪の毛切ったのでそう見えるのではないでしょうか。


斉藤アナ:ところであなたは一生懸命お料理の勉強をしてるそうで・・・


まり子:ええ、最近暇さえあれば、お料理を作るのが好きなんですけど、うちの場合はお母さんと妹と三人で住んでいる
のですけど、母は何でも自分で計らないで入れちゃうから、うちに計量器というものが全く無かったんですけど、私が料
理の本を買って計量器も揃えて、早く帰った時はプリン作ったり、ご飯のおかず作ったり、ケーキ作ったり楽しいです。


斉藤アナ:そうですか、さぞかし美味しいプリンでございましょうね。それではお別れの歌になります、「哀しみのポエジ
ー」。


♪哀しみのポエジー♪


まり子:(間奏中に)えー、私たちが一番嬉しいのは、客席の皆さんが精一杯応援してくれることです。今日は盛岡に来
てヒロ君を始めみんな幸せだったと思います。本当に最後まで盛り上げてくれて、どうもありがとうございました!





Eサンシャインシティミュージックinアルファ(文化放送・1981年7月放送)


原文作成:Wa風ムニエルさん


今回のラジオ番組は、Wa風ムニエルさんのご好意により作成提供された、テープ起こしの原文を使用しています。ご協力に感謝いたし
ますm(__)m。





(文章中のカッコ書きは話し相手の返事です)





司会:今週はアルファ噴水広場からのライブステージですが、これからたっぷりとライブステージを聞かせてくれるのは
いつもフレッシュかわいい、いやー脚の線がホントに奇麗な女の子なんですね、倉田まり子さんです。イエーイ


まり子:こんにちは、よろしくお願いします。


司会:今日は楽しくやりましょうね。よろしくお願いします。


まり子:ハイよろしくお願いします。


CM


♪How!ワンダフル♪(親衛隊 声援)


まり子:どうもありがとう、ハイ。


司会:倉田まり子ちゃん、ひさしぶりです。


まり子:ええ去年でしたっけ、冬にねぇ。


司会:もう、ちょっと寒い時でしたね。某アスレチッククラブという所でですね、シェイプアップでバーベルを持ち上げたり
しまして、まり子ちゃんが30kg持ち上げたりして・・・


まり子:ハハ嘘ですよぉ。


司会:嘘ですけどね。


まり子:ええでも楽しかったです、あの時は。


司会:ええ楽しかったですけどね。どうですかやっぱりねぇ、この暑い時には夏バテ防止のためにいろいろこうスポーツ
をしたりモノ食べたりせにゃいけませんけど、まり子ちゃん自身が何かこう夏バテ防止の為に何かやっている事とかあ
ります?


まり子:えーとねぇ運動はそんなにしないんですよぉ。あの暇があればバトミントンをやったり、それくらいで、後は牛乳
を毎朝飲むんです。


司会:ほおー牛乳を毎朝。


まり子:ハイええ、何かね牛乳がすごく私にはあの合うみたいで、あのやっぱり一日一本は飲まなきゃね、こう体調が悪
いし(ほう)何かそれが私の健康法かなって、感じです。


司会:今いくつです?


まり子:二十歳です。


司会:二十歳という事は、ぼつぼつ牛乳からアルコールの方に移行してきても(あはぁ)おかしくない歳ですが、まだ(ハ
ハ)そちらの方は全然だめですか?


まり子:そうですね。あのぉ家がねえ、女ばっかりの家族なんです。それでお母さんも飲まないし、妹ももちろん飲まない
しね。あのー誰も飲まないから、あのー、飲まないんです。て言うか、家に無いんですね


司会:心のどこかでは 飲みたい?


まり子:そうですね、あのぉ。


司会:一つの憧れみたいなもの、あるでしょう。飲むとどうかな?


まり子:そうですね。ほらよく聞くんですけどあのトラになる人とかね、あと泣き上戸になる人とかね、服を脱ぎたくなるよ
うな人とかね(ええ)いるって聞いてだから私も全然初めてね、たとえばスタッフの人とか飲むとするでしょう(ええ)その
時にべろんべろんに酔っぱらちゃって、もし脱いだり、もし泣いたりしたら(ハハハハ)恐いなって思って・・・


司会:いえ全然こわくないですよ、いいのよ、ぜひ脱いでください。


まり子:だからこの前お母さんと冗談で、「一回家で特訓してから何になるか確かめてから、外で飲みなさい」って言わ
れました。


司会:何になるか、そうですねやっぱり自分の限度を知っておかないとね。


まり子:恐いですもんね。


司会:ねえ、目が据わってきて、もう、ほらユウジ注がんかいてね コロっと変わったりしてね、(うーん)そりゃまあ冗談で
すけどさっきも言いましたけど、ホントにスタイルが良くてこの脚の線を観ていると思わずそのままほっておけない。こう
すがり付きたいって言う感じがしないでも無くもないんですが、あの今身長どのくらいです?


まり子:えーと162cmです。


司会:162cmそのうち150ぐらいが脚ですから。


まり子:そんなあるはず無いですよ。いや今日靴が高いから、そう見えるんだと思います。


司会:いや特に僕なんかと並ぶとよけい長く見えるんですよハハハ。あのう、ところでね、


(ハイ)あの今日はこのブルーの鮮やかな(ハイ、ええ)何というんですか、ほんとにねこうフレッシュですけどもね。


まり子:ありがとうございます。


司会:自分でやっぱり今日は、何を着ようかとかね(ハイ)このステージにはどういうの着て行こうかとかね随分考えたり
する方ですか?


まり子:はい、考えます。あの普段着もそうなんですけど、好きな色が白と今日着ているブルーが一番好きなんですよ。
だからどうしても選ぶというよりは、偏ってねブルーばっかり着ている時もあれば、あっ今日も あの 私服ね、ブルーの
サマーセーター着てきたんです。この色の ハイ。


司会:そうなんですか、よっぽど好きなんですね。


まり子:そうですねどうしても買う時も白とかブルーに手が行っちゃうというか。


司会:それから顔観ていると、そんなに化粧化粧って感じは伺えないんですけど(ハハ)


あのどうなんですか、やっぱ鏡に向かっている時間ってあるんですか、だいぶ。


まり子:えーっと、ありますけど、あのどちらかというと、あのー、髪の毛の方に時間をかける方で、もう顔なんかは、もう
ぱぱぱで終わりって感じで。


司会:そのぱぱぱで通じるから良いんで、ぱぱぱ、ぱぱぱしようがどうしようもない人いるんですから、はははは・・・そ
れではまた歌っていただいて、後程またお話しを聞きたいと思うんですけど今度は、「恋はライライライ」よろしくお願い
します。


♪恋はライライライ♪


まり子:どうもありがとうございました、どうもありがとう。


CM 会場インタビュー(略)


司会:よく聞かれると思うんですが、ずばり理想の男性像、絶対これだけは無くてはいけないという条件があれば?


まり子:ぴったし(ありがとう) あの二枚目の方より三枚目の方の方が好きなので、ふふ。


司会:次の歌にして頂きたいたいと思います。


まり子:はい、えーとねえ、何時?あの7/21に発売の曲なんですけど。


司会:じゃ出たばっかりの曲で。


まり子:はい「哀しみのポエジー」です。聞いてください。


♪哀しみのポエジー♪


まり子:どうもありがとうございました。


司会:まり子ちゃんの新曲「哀しみのポエジー」でした。


まり子:ハイ。


司会:しかしどうですか、あのまり子ちゃん普段ゲームなんかあのやったりすることあります?


まり子:はい、オセロとかも好きだし、あとトランプとかも好きだし、あと卓球なんかも台があれば遊んだりします。


司会:ああそういえばあのフジテレビでしたっけあのー(「気になる天使たち」)気になる天使でテニス部の役やっていま
したね、どうなんです実際には。


まり子:あの実際には下手でね、あれはエースの役やってたんですけどね、なかなか上手く、どうしたら上手く、上手く見
えるように撮れるかって言う事をスタッフの方が悩んでいたみたいでした。


司会:こんな事してたらあきまへんもんね。(はい)なるほどね。たとえばこの夏ですね、ぜひこういうスポーツをやってみ
たいという一つの夢みたいなありますか?


まり子:えー、やっぱり水泳ですね、あのー泳ぎが苦手なので、だから泳げるようになりたいって言うか。


司会:でもこういうお仕事していたらプールサイドでのお仕事とかね、あのテレビの番組でね(水泳大会)そういう所でや
ったりとかさ、いわゆるベストテンにしてもさ、あるいは、ヒット番組にしてもそういう所で中継する事あるやない。水着着
る機会も多いわね、(そうですね)今年はどうゆう水着なんです?


まり子:えーと今年はねー、今まで着た水着は紺のワンピースと、それからグリーンのワンピース。


司会:ワンピースばっかり。


まり子:ワンピースが好きです。


司会:いわゆるビキニとか、ああゆうのはだめですか?


まり子:やっぱり、ちょっとはずかしいですね。


司会:あっそう、そんな事無いですよ。


まり子:いやーあのね普段遊んでるならまだしもあのカメラで、こうレンズで覗かれるって言うのがなんかやっぱり照れ
るって言うかね、はずかしいって感じがします。


司会:レンズで、こう 今日もカメラ撮っている人いっぱいいますけどね、写真ね(はー)でもねワンピースの似合う人は本
当に体の線の奇麗な人なんですよ。


まり子:そうでしょうか、あのねピチっとしているからお腹のあたりが引っ込むような感じがして、お腹隠し。


司会:それも多少はあるにしてもね、まり子ちゃんお腹全然でていない。(いえー)。


何だかんだといっているうちに時間がどうやら無くなってきました。もう最後の (最後ですね)あと一曲を残すだけになっ
てしましましたけれども。最後は何を聞かせてくれますか?


まり子:えーと、いま一生懸命歌っている曲で、恋は友達って言う意味の「恋はAmiAmi」。


司会:お願いします(はい)どうぞ拍手を。


まり子:聞いてください。


♪恋はAmiAmi♪


(間奏中に)えーっと8月の17日に日本青年館で夏のコンサートをやるんです。今練習中なんですけれど、良ければぜ
ひ来てください。


まり子:どうも本当にありがとうございました。


CM


司会:サンシャインシティミュージックin アルファ、今週は月一回恒例のライブステージアルファ噴水広場から倉田まり
子ちゃんのステージをお届けしたわけですが、どうも楽しかったです。ありがとうございました。


まり子:ハイ楽しかったです。


司会:えー8月17日の日本青年館でのコンサート楽しみですが。


まり子:ええ私自身もすごく楽しみで、もう今からどうゆう服着ようかとかね、どうゆう感じにしようかとかね、(ねえ)もうい
ろいろ構想練っています。


司会:ええ期待しておりますから。


まり子:ぜひ来てください。


司会:ええ新曲の哀しみのポエジーも当然そのステージでも歌われるとは思うんですけどね。(はい)素晴らしくなるよう
に祈っています。


中略 プレゼント案内


司会:ごきげんようさようなら。


まり子:さようなら。





Fテク銀サウンドスポット(文化放送・1982年5月放送)


原文作成:Wa風ムニエルさん


今回のラジオ番組は、Wa風ムニエルさんのご好意により作成提供された、テープ起こしの原文を使用しています。Wa風ムニエルさん
のハンドルネームの由来は、この番組で紹介されたまり子さんの得意料理ということです。ご協力に感謝いたしますm(__)m。





(文章中のカッコ書きは話し相手の返事です)





司会:今日のお客様、倉田まり子さんですね。はいそれでは倉田まり子さん。まずは1曲お願いします。曲は・・・


まり子:「恋はAmiAmi」 聞いてください。


♪恋はAmiAmi♪


まり子:どうもありがとう。


司会:倉田まり子さんで「恋はAmiAmi」でした。えーこの「恋はAmiAmi」じっくり聞いていると結構ドッキリする曲でござい
ましてねなんとなく。


まり子:そうですねわりとー。


司会:大人っぽい内容だったりなんかもねー。


まり子:そうですね、それをあっさりと歌わなくてはいけないと言う事で。


司会:これやっぱり演歌で唸ったら相当な歌になったりするんでしょうね。


まり子:そうでしょうねー。


司会:♪イイ事しまーしょう♪かなんか言うとね。(フフフ、えー)なんかすごい感じになりますが(えー)素敵な歌「恋は
AmiAmi」 、倉田まり子さんは今は妹さんとかお母さんとかねご家族でお住まいでしょう。作ったりなんかするんです
か?


まり子:作ります。私最近好きでね、何でも作りますよ。


司会:これまで作ったもの、ちょっと幾つかあげてください。


まり子:んー、作ったものでいつも言うのは、あのー「ホタテ貝の和風ムニエル」。


アシスタント:へえー凝ってますね。すごい!


司会:ほう「ホタテ貝の和風ムニエル」?(はい)どういうのですかね?


まり子:要するにあのー、ホタテ貝を塩コショウしてそれをバターで炒めるんです。それが出来上がってその上に大根お
ろしを、大根をすってのっけて、だし汁で割ったお醤油をかけるんです。それで出来上がりです。


司会:NHKの「今日の料理」みたいな感じになりましたが・・・


まり子:みんな判りましたー? すごい簡単でー。


司会:その大根おろしかけるというところが和風で・・・


まり子:はい、さっぱりするんです。


司会:いいですねー、それからどんなものが?


まり子:後はお菓子が好きです。


司会:お菓子なんか作るの?


まり子:はい。


司会:へー、カリントとかですね。


まり子:いやー、ちょっと違う。


司会:どういう?


アシスタント:ケーキとか?


まり子:そうそう、あのーこの前、おもしろいの作ったのは、ほらフルーツゼリーあるでしょ、要するにゼリーの中にフル
ーツが入っている。それにね入れてみたんです。


司会、アシスタント:ほうー


司会:スポンジを入れてみたと・・・


まり子:はい、あのー美味しかったです


(注 スポンジケーキを司会者がスポンジと略してしまったので、掃除道具のスポンジを連想し場内少しざわつく)


司会:スポンジケーキをですね、失礼しました。昔の人は海綿なんて言いましたけどね。


まり子:海綿!


司会:海綿ケーキって言うとなんかね。いやな感じですね、


まり子:いやな感じですね。


司会:やっぱりスポンジケーキが良いですね。(はい)はいはいはい、そんでもってそういうものもお作りになる。(はい)
じゃーあんまり良いものができたらですね家族だけじゃねー。勿体ないからどっか持って行っちゃおか?


まり子:はい、私、出前するのが好きで。


司会:出前するの?おたくそう言う事までやっているんですか?


まり子:はい、私やっています。やっていますって言うかね、作った本人って言うのはね、いずみちゃんなら判るかも知
れないけど、あのおなかいっぱいになっちゃうんです、作るだけで。


アシスタント:そうです


まり子:気持ちが、味見とかね・・・


アシスタント:味見をしながら?


司会:摘んだりしているからですか?


まり子:それもあるかもしれないけど、なんかいざ出来上がるとね、自分が食べる事よりもホントにみんなに食べてほし
いなって気がするから、どうしてもあの一人分 一人半ぐらい余っちゃうんですよ。で、もったいないし、せっかく私が作
ったし・・・あ、別に私が作んなくてもいいんだけど。


司会:いえいえそんな。


まり子:やっぱりほら、たくさんの方にね幸せを分けてあげたいと思って、ハハハ・・・


司会:変わっているねー、しかしやっぱりNHKだよ今日のトーンはね、NHKまたは、よく日曜の朝なんか宗教番組やって
いるけどテレビ東京、そんな感じですよねー。いやーそんな心境に至って(そうです)幸せ出前持ちみたいな感じでね
(そうです)皆さんに分け与えたいこの幸せをね(そうそう)素敵ですねー。じゃあ、近所の方にお配りしたりして・・・


まり子:はいあのチョット遠い所になりますと(バイクかなんかで?)タクシー使ったりして。


司会:タクシーで!まあ向こうだって恐縮して食えないよー、タクシー代がこれにのっかていると思うとね。


まり子:はい。


司会:お料理なんかも自分でお作りになるし、今日はまた素敵なものお召しですけどね。


アシスタント:なんかとっても色が鮮やかで・・・


司会:あれはレインボーカラーって言うんですかね、レインボーじゃないですかね?


まり子:うーんレインボーではないですけど・・・


司会:縦じまのね、赤はあるわ、紺はあるわ、群青色はあるわで、いろんな色が混じってますけどね。そういうようなワ
ンピース、お召しですけど。着るものは相当うるさそうですけど、自分でやったりなんかしますか?


まり子:そうなんです、最近お料理に加えてね、洋裁まで好きになっちゃって、(ほう)もうチョットどうしようかって。


司会:ほう、もうこうなるともうお茶とお花やって結婚するしかないですよね(あはっ)。


まり子:あの2着仕上がりました。


司会:何を作ったんですか?


まり子:ワンピース。


司会、アシスタント:へー、すごい!


まり子:あの着てこようかと思ったんですけど、あの半袖、夏物作っちゃったので、もう少し経ったら何かに着たいなあっ
て思ったりして・・・


司会:たとえばそれテレビとかラジオね、こういうみなさんのお客さんの前で着ても、十分通用する位のもの作っちゃっ
た?


まり子:わあー、それは判らないですけど。


司会:結構、まあいい出来?


まり子:いい出来って言うか、ただ自分が作った、もう出来上がった事がすごくうれしくて。ですからあのう・・・


司会:またその幸せを皆さんにも分けてあげたい。


まり子:分けてあげたい・・・そうそう、はい!


司会:分けていただきたいですけどねえ、そういうもんは。


アシスタント:ほんと何かもうすごく女らしくなっちゃいましたね。洋裁・・・すごい!


司会:ねー、ほんとに人間ができてまいりましたねえ。


まり子:いえいえ・・・


司会:倉田まり子さんはそんなことでですね、あのーいよいよあのいろいろそう言うシーズンで御座いますけど、如何で
すか最近そう言う、えー恋関係は?恋関係ってことはないですね。その恋愛関係は?


まり子:あのー、えっ、どうって言えば?


司会:いや例えば好きな人が出てきたとかですね。


まり子:出てきましたよ。(出てきた?)うん。


司会:皆さん一つ。出てきた(はい)なんかシンとしたねえ、変にシンとしてきましたねえ皆さん。中にはめげている人も
いますけど。


まり子:あのね、今までは漠然としていたんです。


司会:はいはい漠然というのは、なんとなく男の人とか?


まり子:目が細くてぇ・・・


司会:えっ(目を細める)はい。細める事は無かったですね僕が。


まり子:あの黄色いトレーナーが似合ってて・・・


場内:おお!


まり子:あのその黄色いトレーナーからね、ちょっと紺の襟かなんか出ていたら良いなあって。アハハハハ・・・


司会:おい、ほんとかよ、やめてくれよー、おちょくられているんじゃないのほんとに


まり子:アハハハハ、あのー ほんとに目が細い人が好きだったんですよ。(なるほどね)もちろん梶原さんも入っていた
んですが。


アシスタント:梶原さん目が細いー?


司会:いいでしょう。細いんですよほんとは。なるほどね


まり子:見つかったんですよー、ついに。


司会:見つかったついに男が、(はい)目の細い方。(はい)誰だろな?渥美清じゃないだろな?


まり子:それも候補だったんですけど・・・


司会:候補だったのー!(はい)


まり子:あのー・・・あーでも言わない方が良いかも。


司会:おい何だよ、何だよ、やな雰囲気になってきた。


まり子:言うとね、なんかこうー。


司会:身を捩じらせないでくださいよ、ほんとに。


まり子:あのー、こう、なんか、馬鹿って言われそうな気がして・・・


司会:言いませんよ、そんな事は。


まり子:あのー馬鹿って言うかねー、畏れ多くもって言われそうな気がして駄目なんですよ。


司会:おい、チョット待てよ先だっての天皇誕生日と関係ないだろうな?


まり子:ほんとはね、あのー、○○様素敵ですよねー。


司会:あーなるほどねー。目細いですねー、ふーん○○様ねー。


まり子:そうそうその人なんですよ。だからね、言うとね、畏れ多くも先の何とか、アハハ、先の副将軍とか・・・


司会:まあとにかくね有楽町の駅前は歩かない方がよさそうですけど、旗振っている人いますからね。このあたり全部カ
ットですね、この際ですから。


まり子:あはは、ふふふ、はい、はははは・・・


司会:そうですか、素敵ですよねー。


まり子:でもね普通の方が良いんです。学生さんであるとか、あのー会社に勤めていらっしゃる方であるとか


司会:今日はね目の細い人いっぱいいるけど、目が細ければいいってもんじゃないと思いますけど。


まり子:いやー良いですよ、もう細ければ細いほど、素晴らしいと思います。


司会:目の細い方という、それではその、倉田まり子さん今日はお招きしていますけど、もう一曲(はい)ええ歌っていた
だきたいと思います。じゃあまり子ちゃんの方から曲紹介お願いしましょうか。


まり子: ええ、恋はうそばっかりという「恋はライライライ」聞いてください。


司会:どうぞ!


♪恋はライライライ♪(会場のみんな手拍子)


まり子:どうもありがとうございました。


司会:倉田まり子さんで、「恋はライライライ」でした(はい)。


番組CM


司会:今日の倉田まり子さん、テク銀サウンドスポット最後の曲になりましたね。


まり子:(わざと思わせぶりに)もうお別れしなくてはいけないんですか?


司会:ほんとに何か潤んだ眼で言われるとねー。


まり子:うー。


司会:「もうLP何枚でも全部やれー」って、こういう感じになりますけどね。残念ながら(はい)お別れの曲です。(ええ)そ
れでは今ヒット中の、最新曲をお届けいただきたいと思います。それでは倉田まり子さんです。おなじみの「カナリヤ」ど
うぞ!


♪カナリヤ♪(会場のみんな手拍子)


アシスタント:はいとっても素敵な曲ですね。


司会:はいどうもありがとうございました。倉田まり子さんで「カナリヤ」でした。なんかねとってもいいリズムのね、さわや
かな「チュチュチュ」ってカナリヤの鳴き声なんか入ったりなんかしまして。「カナリヤ」これが最新ヒット。倉田まり子さん
です。


まり子:11枚です。もう・・・


司会:11枚ですか、わーねえ・・・


アシスタント:なにか6月にはね新しいアルバムが、発売になるって聞いたんですけど?


まり子:ええ「愛の蜃気楼」ってタイトルになると思うんですが。


司会:「愛の蜃気楼」(はい)まだ確定ではないけれどもと?


まり子:もう全部レコーディングは終わっちゃったんですけど。


司会:タイトルだけですか、後は?


まり子:はい、私の今までにない新しい先生が私のために曲を書いてくださって、すごくあのー面白いLPができました。


司会:そうですか。


アシスタント:今年の夏ぜひやってみたいなんてことはないかな?


まり子:あのー、あのウインドなんとか、ウインドサーフィン?


アシスタント:ウインドサーフィン!


司会:あっ ウインドサーフィンね、ウインドーって言ったから俺ウインドーショッピングかと思いましたけどね。ウインドサ
ーフィンね


まり子:去年の夏休みにね、2日間頂いたときに、あの河口湖に行ったんです。


司会:はいはいはい。


まり子:そしたらそこの方がね、教室開いていて「来年もやっているから良ければ来てよって」言われて・・・もし行ければ
ね、*かたしていただきたいと思います。


司会:気持ちよさそうですね。


まり子:仲間に。


司会:ほうー、という事で今日の素敵なお客様、倉田まり子さんでした。どうも本当にありがとうございました。


アシスタント:ありがとうございました。


まり子:どうもありがとうございました。


※今回も緒事情により一部伏字ということにしました。ラジオでは、いろいろなところでこんな発言をしていたとは^^;





*かたしていただきたい:九州の方言か?「加わるの意味」?


※この件で、長崎県在住で石川ひとみファンサイト「夢番地」管理人の「凍冬引さん」に意見を求めたところ、「加たす(加わる)」の意味とも取れると
のことです。





G番組名不明(ラジオ日本?・1982年6月放送)


原文作成:Wa風ムニエルさん(以下の説明文も)


文章で読むと、司会の方の発言は意地悪に聞こえますが、番組は明るい雰囲気でオヤジネタに屈しないまり子さんがとても愉快です。
なによりも、まり子さんの将来(秘書)を見越したような発言がすばらしいです。それと、まり子さんが司会の話をまじめに聞く時、しっか
り「傾聴」ができています。





(文章中のカッコ書きは話し相手の返事です)





司会:えー今日のお客様は、丸ビルの大きな会社の専務の秘書!なんていうような感じのお嬢様です。


まり子:ハハハハそうですか。


アシスタント:ホントそうですね。


司会:そういう感じしない?自分で。


まり子:全然しません。


司会:そうかなあ、ねえ専務秘書なんて言う感じの格好で。


まり子:専務秘書?


司会:実になんか、なんていうか堅い所のお嬢さんでね、えー専務の世話で見合い結婚をしそうな。そういう倉田まり子
チャンです。(はははは)


まり子:はい こんにちは。


司会:しかし意外に背が高いんだよね君は?


まり子:はい162cmです。


司会:で、今日は何センチのハイヒール履いているの?


まり子:エー7センチぐらいの履いています。


司会:さすが専務秘書ですよ。


まり子:どうしてですか?はははは。


アシスタント:専務にこだわる。


CM


司会:倉田まり子チャンは何か、その衣装、着ているものがそういう感じなんだよねー。


まり子:ええ、今日はたまたま黒とね茶色の、ちょっと大人っぽいのかな?


アシスタント:ストライプのね。


司会:実にね、大人っぽいのかなってもう自分はホントはおとなじゃない、21歳でしょ?


まり子:そうです。でも大体若く見られるから。


アシスタント:うーん。


司会:若く見られるから(ええ)それで自分は喜んでいるんだ。私は若く見られるって。


まり子:いや、二十歳まではね、二十歳になるまでは嫌だったんです。若く見られるのが。でも21になったでしょう。もう
すぐ11月になると22になるから、いやーやっぱり若く見られた方が良いかなって感じで、恐くなりました歳をとるのが。


アシスタント:やだ。


司会:やだねー、赤ん坊抱いて歩いていたって誰も驚かないんだよ。


まり子:うーん、お友達にもういますからね。


司会:ほうら、いるでしょう、ねえー、だから自分はその方面では遅れているなって、こういう自覚を少しは持たないと。


まり子:あはっ。


アシスタント:思います?


まり子:うーん、どうなんでしょうね。あはっ。


司会:サイパンへ取材で行くんだって?


まり子:ええ、来週の火水に行きます。


司会:そう、で、ジャンジャジャーンってこう半分裸を撮ってくると。


まり子:(照れくさそうに)はは、水着、水着です。


アシスタント:いやらしいですねー。


まり子:(アシスタントの応援受けて元気に反論)言い方がねー、嫌だなー。


司会:嫌だなーって。


まり子:エッチて感じで、ハハ。


アシスタント:ねぇ。


司会:いいじゃない、もう大人なんだから、そろそろほら、そういう写真も撮ってみれば一回ぐらい。


まり子:記念にですか(そうよ)でもやっぱり好きな人にだけー。


アシスタント:見せたいと。


まり子:どうせだったら。


アシスタント:うわーやっぱり。


司会:好きな人にだけー?ケチ、ケチですねー、もう21歳って言うのは無いのよ、二度と、今しか、今のうちに美しさを
写真にしとかなかったら、もうほら・・・


まり子:そうですけど、でもじゃほらポラロイドか何かで自分だけで撮るとかね。


司会:ああ言えばこう言う。全然だよ。ポラロイドか、(ハハハ)なるほどねー、驚きました。ポラロイドね、なるほど、あっ
ポラロイドでも良いや、撮ったの僕にだけ1枚くれればいいや。


アシスタント:何と言う。


司会:新曲が6月21日発売の「冷たい雨」。


まり子:はい12枚目なんです。もう私にとって。


司会:あらー早いね12枚目。


アシスタント:本当?


司会:驚いたねー、十が無いと「2枚目だ」。


一同:(おやじギャグに)…えへん


司会:そしてねLP「愛の蜃気楼」って(はい)ここにね、僕の手元にいろいろメモがあるわけですよね。(ええ)倉田まり子
が、えー、これはLPが「愛の蜃気楼」全部愛の歌で(ええ)レコーディングの時に僕を思って歌ったって、そんな白々しい
嘘は止めてもらいたいな。


まり子:いえいえ、あのですね、それは冗談ですけど。


司会:わーやっぱし冗談だヨー。


アシスタント:そうですよね、びっくりしちゃった今。


まり子:いやー、こないだ初めて細田さんにお会いした時に写真とって頂きましたでしょ。あの写真この前頂いて、私ア
ルバムに大事に貼りました。それは本当です。


アシスタント:珍しい方がいらっしゃるもので。


一同:笑。


司会:どういう事?だいたい手元のメモに嘘書くのは止めてもらいたいな。細田さんの事を思ってこの「愛の蜃気楼」を
歌ったって、 こう書いてある。


アシスタント:でもそんなはずないですよね。


司会:そんなはずあるわけ無いって、聞いたら「それは冗談です」一発でで言われちゃうんですからねー。(ハハハ)もう
ちょっとまじめなメモを書いてもらいたいですよね。とにかくそれじゃ新曲の「冷たい雨」、えーこうなったらもう流行らな
いように呪いをかけて。


まり子:えーそんなー、流行りますようにってお祈りしてください一緒に。


司会:手が目の前でクルクルクルクル、あの手がもっとこっちへこないかしら(巻きの事?)。


アシスタント:何を言っているのか。


司会:「冷たい雨」どうぞ。


♪「冷たい雨」♪


司会:倉田まり子チャンの「冷たい雨」を聞いてもらいましたが、つまりこれは(はい)前に誰が歌っていた歌なの?


まり子:えー、荒井由美さんが作ってくださった曲、(ユーミン)それからばんばんとか、ハイファイセットも。私、中学校の
頃聞いたんです。


アシスタント:そーなんだ、中学生の頃?


まり子:えー、はい。


司会:それをもう一回ね、倉田まり子が。今ねえ、この子が目の前に本を一冊持っていてね(ハハ)、これがね世界文学
全集のね


まり子:(恥ずかしそうに)そーんな。


司会:レマルクの「凱旋門」って本をね、読みかけなんですなんてね。(ええ)わざわざPRに見せるだけ(違うんです)かと
思ったら、そうじゃなくて面白いって。


まり子:ウフフフフ。


アシスタント:意地悪に考えるでしょ。


司会:これはね、だからね、こういう本を読んでいるって事は偉いんですよ。


まり子:嬉しいです。


司会:偉い!それはね、そういう世界文学全集なんかでね、(ええ)いろんな恋愛の事とかね、(ええ)深刻な話しとかい
ろいろあるじゃない。(はい)そういうのを読んで、(ええ)ああなるほど、泣いたり怒ったり(ええ)深刻に自分も考えちゃ
ったりそれがねー、歌い手として、また良い歌い手になるし、女として魅力的になるのよ。


まり子:私、怒られるのかと思った。


司会:そんな、何も「凱旋門」を読んで怒る人が何処にいます?


まり子:良かった!


司会:偉いのよー!


アシスタント:あはははは。


司会:マンガも見てもいいけども、(はい)暇があったら世界文学全集読むなんて、倉田まり子っていうのは、(ア:見直し
ちゃいました)大した、大したもんですよ。


まり子:いやいやそんな、そんな事ないですから。ほんとに。


司会:そんなに赤くなりなさい。


まり子:そんなに(謙遜しかけて、ネタに気づいたのか)あはは、もう意地悪ですね。


司会:そういうことで、今日は倉田まり子ちゃんに来てもらいましたけど。


まり子:ええ。


司会:自分で洋服を作れるなんてことよりも、世界文学全集読んでいる。このほうを僕は褒めたいね。


まり子:(感動したように)はーっ、今日ね朝夢見が良かったんです。なんか良い事あるかなと思ったら。(フーン)本当に
良い事がありました。(あらー)今そう言って頂いていて、とても嬉しいです。(自分で拍手)夢が当たっちゃった。


司会:うわー夢が当たっちゃったんだ。ええ、そういうことで、(ええ)今日は世界文学全集を暇を見て読んでいる、倉田
まり子ちゃん「冷たい雨」を持ってきてくれました。(はい)読み続けてくださいね。


まり子:ええ読み続けます。


司会:お願いします。


まり子:ありがとうございました。






エクストラへ





マリコスト・ルーム倉田まり子